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皆さんコンニチワ

盛岡店のトーチャンです

夏のある日、冷蔵庫に入っていたブナの実をローストして齧っていたら、次男から『採りに行ってみたいなー』とのリクエスト

『じゃあ秋になったら連れて行ってあげるよ』と約束したものの、週末の休みは部活だったりトーチャンが災害ボランティアで山形に通っていたり…

11月に入って10日にようやくお互いのOFFの日が重なり、この日は天気予報も終日晴天を告げていました

ということで出動!

場所は安比高原の【中の牧場】です

1時間ほどドライブして着いてみると…



『雪が残ってるぅー♪』

駐車場の脇には先日の初雪が残っており、茂みの向こうには誰が作ったのか大きな雪ダルマもありました

ここからいつもの場所までは10分ほど

ブナの森に入るまでの間、これまたいつものポイントで山ブドウを食べさせてみたり…



この後も、手が届くところにあったヤドリギの実を試食したり少し渋みがあるズミの実を味わってみたり…

『カンバには《ダケカンバ》だけじゃなくて《ウダイカンバ》っていうのがあるんだってー』なんていう話をしたりしながらトコトコと歩いていきます

やがて周りの植生が全てブナに変わったところで足元にたまっている葉っぱをどけてみると…

あるある!



今年はやはり実が多い!

開花状況からの結実予報では、岩手・秋田・山形《並》・青森と宮城《豊作》となっていたけれど、ザっと葉っぱをどかせば足元だけで10個以上の実が落ちています

これは完全に豊作だね



『ほらっ』

ブナは特徴的な形の実なので、一度形を覚えれば子供でも間違う事はありません

気が付いたら…



オシリが濡れないように枯れ木に腰を下ろして収穫してましたw

二人で1時間半ほどでこんなにドッサリ採れました



これだけあれば十分だね、ということで撤収

何回クッキー焼けるかな?

過去のブナの実クッキー作成時のブログはコチラ
https://ameblo.jp/movinghearts/entry-11645123896.html

帰ったら水洗いして、浮いた実を捨てて(中身が入ってない)、それから乾燥させて殻剥きして…

《拾う》作業は、全行程のうちの30%くらいなのかな?

ところで…

ブナの森の中は、夏の間は光が葉っぱに遮られて林床まで届かないため、道がない場所でもこんな感じです



光がそれほどなくても育っていける陰樹か笹くらいしかないので、長靴を履いていればどこでも歩いて行けます

森から出ると、トンボが遊びに来ました



中の牧場の管理小屋も、この日は雪囲い作業の真っ最中

やがて長い雪の季節に入ります

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さて、ここからは先日入荷したイワタニプリムスの【P-157 インテグストーブ】の紹介です

これ、スウェーデンのプリムス社と日本のイワタニ・プリムス株式会社さんの共同開発商品とのこと

今回の新製品の特長

それは…
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なんと…
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ついに!
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レギュレーター搭載しましたっ!

『レギュレーターって何?』という方もいらっしゃると思うので簡単にご説明すると…

ガスはカートリッジ内で高圧の液体ですが、そこから気化して燃焼させます

ブタン・イソブタン・プロパンなど、ガスの種類によって液体から気体に変わる沸点は様々ですが、冬場に液温が低くなると気化しづらくなったり、逆に夏には噴出する圧力が高くなったりしてしまいます

これを、どんな気温でも一定の圧力で噴出するように調整してくれるのが【レギュレーター】と呼ばれる装置です

構造については割愛しますが、気になる方はネットで調べてみてくださいネ

もともと日本のイワタニさんはガス屋さんで、家庭にあるプロパンガスの器具で培ったレギュレーターのノウハウは持っていたのですが…

ガスカートリッジに《ノーマル》《パワー》《ウルトラ》と3種類を設定しているので、使用環境に応じてカートリッジを選ぶことでレギュレーター搭載によるコストアップを避けてきたのかな?とも推測できます

そうこうしているうちに某S〇T〇や某JETB〇ILなどがレギュレーター搭載モデルを推してきたので、ガス屋のプライドをかけて作ったのが今回の新製品、と言えるでしょう(たぶん)

以下、レギュレーター搭載以外の部分についても解説していきます



インテグストーブは他のモデル同様にナイロンの収納袋つき

ちょっと昔はプラスチックのケースが付いていたものですが、最近は袋が付いてくるパターンが多いような…

ちなみにトーチャンはコッヘルの中に入れて持ち歩くため、バーナー付属のケースは使ったことがありませんw

ゴトク部は安定性が高い4本タイプを採用しています



3本モデルと4本モデルを使い比べてみると、違いは歴然。

4本モデルの方が、載せたものが圧倒的に安定します

軽量化のために肉抜きされており、メーカー担当者さん曰く『なんだかマジンガーZみたいになっちゃいましたw』って。

…マジンガーZを知ってるユーザーさん、どれくらいいるやらw

さて。

次の特徴がバーナーヘッドの形状



従来はゴトクをバーナーヘッド上でクロスさせることで、横からの風に対して1か所が消えても3か所は燃焼を続けます的なものが多かったのですが、すり鉢状にすることで風の影響を抑えると共に、炎の向きを《真上》ではなく若干内側に傾けることでクッカーの底に当たった炎が底面全体に行き渡るように設計され、燃焼効率が良くなっています

また、従来のコンパクト&ハイパワーのP153ウルトラバーナーと比べると【燃焼音が圧倒的に静か】なのも嬉しい改良点です

次の写真も燃焼効率向上のための特徴



バーナーヘッドからゴトクまでの距離(つまり鍋底までの距離)が他のモデルに比較して離れています

《炎というのは、その先端部分が一番熱い》

これ、理科の実験で習いましたよね?

クッカーに当たる炎が一番熱い部分になるように、という設計なのです

実は、【P153 ウルトラバーナー】と比較して設計上の火力は760kcal低くなっているのですが、これらの工夫によって実用上必要十分な性能に仕上がっているんです

なお、ネック部が他のモデルより長く見えるのも、ガスと空気を混合させストーブの性能を引き出すために必要な設計なんだそうです

そして、レギュレーターが搭載されている部分がコチラ



バルブ部分にダイヤフラム式のレギュレーターが内蔵されています

構造上の特性でバルブの開け閉めに対して炎の大きさが変わるのに若干のタイムラグがありますが、メリットの方が大きいと思います

もちろん、便利な電子着火装置つき



寒い時や高い山などでは着火しない場合があるので、必ずマッチや『じゅぼっ』とやるタイプのライターをバックアップで準備しておきましょう

つぎはゴトクを開閉した時の様子



閉まっている状態で約10cm



開くと約15cmになります

この辺りのサイズ感は、P153ウルトラバーナーとほぼ同サイズでした

最後に重量はといいますと…



スペック通り、実測値で100g

P153ウルトラバーナーが116gなので、一見大きくなったように感じますがP157インテグストーブの方が若干軽量に仕上がっています

お値段は税込9,900円

ここまで読んで頂いて欲しくなっちゃった方は、ぜひグリーンハウス盛岡店へお越しください💛

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